IR誘致に賛同 女性経営者ら知事に署名提出

和歌山県内の女性経営者ら3人の有志による「県に統合型リゾート(IR)の誘致を応援する会」は13日、県が和歌山マリーナシティ(和歌山市毛見)を予定地として取り組んでいるIRの誘致に賛同する署名4164筆を仁坂吉伸知事に提出した。

同会の田原サヨ子さん(慶風高校校長)、成戸文子さん(㈱ふみこ農園社長)、桝井美重子さん(和歌山特報社長)は、昨年11月から署名活動を始め、現在も継続中。県庁知事室を訪れた3人は、今月12日までに集まった分を仁坂知事に手渡した。

代表の田原さんは、IRは県経済に大きな好影響を与え、地元雇用の確保につながり、県と市の活性化のために必要な取り組みだと署名の主旨を説明。仁坂知事に「将来の子どもたちの世代のことを考えると、しっかり道筋をつけておかないといけない。頑張ってほしい」と要望した。

仁坂知事は、ギャンブル依存症への懸念などからIR誘致に反対の声があることを念頭に、「悪くならないようにコントロールすれば、全体で利益が回って、大きなエンターテインメント産業ができて、和歌山でものすごい雇用になる。あちこちに波及していく」と述べ、「ぜひチャンスを実らせたい。今後ともご支援をお願いしたい」と感謝した。

署名を手に(左から)成戸さん、田原さん、桝井さん、仁坂知事