女性の活躍推進たたえ 県が3企業を表彰
和歌山県の女性活躍推進賞の本年度表彰式が13日、和歌山市の県庁知事室であり、受賞した企業3社の関係者に仁坂吉伸知事から表彰状が手渡された他、受賞企業の取り組みが紹介された。
2017年度から始まり、今回が3回目。受賞企業は㈱オークワ(和歌山市)、鴻池運輸㈱和歌山支店(同)、三井住友信託銀行㈱和歌山支店(同)。いずれも初受賞となった。
㈱オークワは女性が約9割を占めるパート従業員が主体となり、店舗ごとにプロジェクトチームを結成してサービス改善の取り組みを競う「店舗改善コンクール」を行っている。田宮幸夫人事総務本部長はパート従業員について「長く勤めてくれているので店や地域のことをよく分かっている」と話し、女性の活躍推進について「結婚や子育てなどいろいろなことがあっても仕事を続けられるように会社として取り組んでいきたい」と話した。
鴻池運輸㈱和歌山支店は、鉄の生産現場で働く社員の新卒採用において18年度から毎年4人の女性の入社が続いている。西畑順一支店長は「取り組みを始めたばかりで、もっともっと進めていきたい。現場のリーダーを目指してほしい」と話した。
三井住友信託銀行㈱和歌山支店は管理職に占める女性の割合の拡大を進めており、夫が転勤となった場合に妻が夫の勤務地の近くの店舗に勤務できる制度も導入している。髙橋博和支店長は管理職に占める女性の割合について「会社全体でここ3年ほどの間に約1・5倍に増えている」と話していた。