六箇井水路の改修工事 岩出市で見学会
農林水産省近畿農政局和歌山平野農地防災事業所が、国営総合農地防災事業「和歌山平野地区」の一環として行う「六箇井水路(畑毛工区)」の改修工事に関して16日、和歌山県岩出市金屋の工事現場で見学会が行われた。区域の自治体や住民約60人が事業や工事の説明を聞いた。
同事業所と東急建設㈱が主催。工事は豪雨で農業用水路があふれ、農地をはじめとする周辺地域に生じる湛水被害を軽減させることが目的。
六箇井水路は近年、降雨時に排水が流れ込む量が多くなり湛水被害が生じることがあったことから、金屋から畑毛までの間で、2月中旬から8月中旬ごろまでに六箇井水路の下にコンクリート管を押し込む「推進工法」と呼ばれる方法で、延長約600㍍の排水専用の地下水路をつくる工事が予定されている。
見学会では担当者が事業や工事の概要、展示機械の操作方法などを説明。参加者は推進機械や地下約6㍍に新設する直径約1・7㍍のコンクリート管を見るなどした。