紀州材のぬくもりを JTが県にSDGsバッジ
日本たばこ産業㈱(JT)和歌山支店は紀州材を使用した「SDGsピンバッジ」を製作し、和歌山県に寄贈した。
同社は県の森林保全事業「企業の森」に2005年から参画。田辺市中辺路町の「JTの森 中辺路」で社員や家族らが下草刈りや除伐、歩道整備、間伐などに取り組んでいる。ピンバッジは「JTの森 中辺路」の間伐材を使用して製作した。直径2・5㌢。県への寄贈分は250個。
17日に県庁で寄贈式が行われ、大野大輔支店長が角谷博史県農林水産部長に目録を贈呈。大野支店長はSDGs(持続可能な開発目標)の重要性にふれ、「和歌山は自然がたくさんあり、SDGsの意識を強く持って活動している。官民一体となって(SDGsの)取り組みを浸透させていきたい」と話し、角谷部長はピンバッジについて「木のぬくもりがあり、紀州材の良さがすごく表れていると思う」と話し、「長年にわたり森林保全に取り組んでいただき、地元との交流も盛んにされ本当にありがたい」と感謝していた。