20年前の思い出 太田小タイムカプセル開封

和歌山県和歌山市の太田小学校の児童たちが20年前に納めたタイムカプセルが23日、同校で開封された。同校の創立50周年記念事業として行われ、20代・30代になった卒業生や当時の教職員、保護者ら約180人が当時を懐かしみ、思い出話に花を咲かせた。

タイムカプセルは木の箱。2001年3月、同校の創立30周年の節目に在校生の思い出を詰め、校長室で大切に保管されてきた。

「花屋さんになっていると思います」「結婚していますか?」――。箱の中からはクラス写真や文集、手紙などが次々と取り出され、20年前の自分と〝対面〟。夢やメッセージなどが記され、卒業生は「好きな食べ物、今と一緒」「学校でこんなことはやってたんや」などと、赤面しながら笑顔で盛り上がった。

当時5年生で、今回2人の娘と一緒に参加した諏訪綾さん(30)は「30才の私」と理想像を書いた画用紙を受け取り「自分はこんなことを考えていたんだなぁと、懐かしい思いです。宝物にします」と笑顔だった。

思い出を語り合う卒業生たち

思い出を語り合う卒業生たち