心通い合う施設に 京都のホテル白浜へ進出
㈱京都プラザホテルズ(京都市南区)が和歌山県白浜町に宿泊施設を新規開業することに伴う立地協定調印式が2日、和歌山市の県庁知事室であり、同社の清水幸雄社長と仁坂吉伸知事、井澗誠町長が協定書に調印した。
施設の名称は(仮称)「南紀白浜 和みの湯 花鳥風月」。木造2階建てで、太平洋を望む高台に立地する。全24客室に半露天風呂を設置し、地元で水揚げされた海の幸や県産食材を使用した創作料理を提供する。開業予定時期はことし12月中旬。
調印式で清水社長は「自分良し、相手良し、地域社会良しを経営理念にしており、人の心と心が通い合うホテルを目指している。一生懸命まい進していきたい」と意気込みを示した。仁坂知事は「高級感漂うホテルが一つ増えることになりうれしい。きっと成功は間違いないと思っている。われわれも継続的にしっかり支援していく」と喜び、井澗町長は「町民も大歓迎してくれると思う。白浜は世界に誇れる観光リゾート。親しまれて愛されるホテルになってほしい」と話した。
新型コロナウイルスの感染拡大も話題となり、清水社長は「スポーツの大会や(会議や展示会などの)MICEなど何から何までなくなり大変な状況になっている」と懸念を示していた。