紙のつるしびな揺れる 海南の春日神社で
和歌山県海南市大野中の春日神社(三上秀信宮司)で2月28日、同市井田のくるみ保育園の園児が手作りのひな人形の飾り付けをした。
市内に飾られたひな人形とまち歩きを楽しむ「紀州海南ひなめぐり」に合わせて毎年実施。同神社で配布している紙のひな人形に園児が顔を描き、好きなひな人形を作って納める。納めたひな人形はひもに通してつるし、本殿に飾るというもの。
ことしは年長児25人がひな人形を持って訪問。人形をひもに通した後、三上宮司と神事に参加した。
本殿にひな人形が飾られると、園児は自分の作った人形を探して見上げ、童謡「うれしいひなまつり」をにぎやかに歌った。
波床奈希君(6)は「目がかっこよくなるように描いた。ひな祭りの日はちらしずしを食べたい」、川端美月ちゃん(6)は「舌を出したかわいいおひな様を作った。ひな人形は車にも飾ってる」と話していた。
園児たちのひな人形は15日まで展示される。