普通科の最高倍率は向陽 公立高校の本出願
和歌山県教育委員会は4日、2020年度の公立高校入試の本出願状況を発表した。
全日制(29校4分校62学科)は5518人(スポーツ出願含む)が出願。一般出願から30人増加し、平均倍率は0・90倍となった。
24校4分校45学科で定員割れしており、13校17学科で定員超え。普通科の倍率トップは向陽の1・16倍。次いで粉河1・11倍▽和歌山北(北校舎)1・10倍▽田辺1・06倍▽神島1・04倍――。専門・総合学科では和歌山工業の創造技術が1・25倍でトップ。次いで同校の建築と土木が1・05倍、和歌山商業のビジネス創造が1・04倍、和歌山高の総合、紀央館の工業技術、田辺工業の情報システムが1・03倍、紀北工業の機械が1・01倍となった。
県立定時制(9校11学科)では174人が出願し、倍率は0・30倍。市立全日制(2校5学科)は一般出願から41人減の290人が出願し、倍率は全体で0・76倍。市立定時制(1校2学科)は3人が出願し、倍率は全体で0・04倍となっている。
一般出願から少なくとも360人が学校・学科を変更したとみられる。出願者数が最も増えたのは和歌山北(北校舎)で47人増。最も減ったのは田辺の普通科で31人減。
学力検査は10日、面接や実技試験は11日に実施される。
合格発表は18日午前10時からで、新型コロナウイルス感染防止対策のため、学校での掲示とともに専用ホームページで公開。できるだけホームページで確認するように呼び掛けている。