卒業式をネット中継 専門学校がコロナ対策で

和歌山コンピュータビジネス専門学校(和歌山県和歌山市黒田、三木繁清校長)の第33回卒業式が10日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛大ホールで行われた。新型コロナウイルスの感染予防のため教職員と一部の学生のみが出席した。

卒業生144人中16人が出席。会場に来られない卒業生のために式典の様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信した。

三木校長は「努力はうそをつかない。つらく苦しいことがあった時はたゆまぬ努力を積み重ねてきた学校での日々を思い出してください」と式辞。IT科とビジネス科の卒業生代表に卒業証書を、優秀学生賞や検定優秀賞、皆勤賞などの受賞者には賞状と記念品を手渡した。

IT科システムエンジニアコースの卒業生・馬場田裕哉さん(20)は大阪市のIT企業でシステムエンジニアとして働く予定といい、「昨年に比べて出席者が少なく寂しく感じた。在学中はプログラミングや資格試験の勉強、就職活動などで忙しくしんどかったが、充実した楽しい学生生活だった」と笑顔で振り返り、「その道のスペシャリストを目指したい」と意気込んでいた。

同校によると、当日会場に来られなかった卒業生には後日学校で卒業証書を渡すという。

三木校長㊨から賞状を受け取る卒業生

三木校長㊨から賞状を受け取る卒業生