新型コロナ便乗詐欺 和歌山市が注意喚起
新型コロナウイルスの感染拡大に便乗した詐欺とみられる不審な電話や悪質商法が全国で確認されており、和歌山市は市民に注意を呼び掛けている。
全国の消費生活センターなどに寄せられた相談では、主な手口として、厚生労働省を装い、調査名目で個人情報を聞き出そうとするもの、検査を優先的に受けられるなどと持ちかけ、金銭を要求するものなどがある。
さらに、マスクを無料送付するとのメッセージがスマートフォンに届いた事例、自宅を訪問してきた業者が、新型コロナウイルスの影響で金相場が上がるとして、金を買う権利を申し込むよう持ちかけてきた事例などもある。
相手が公的機関や実在する事業者名などを名乗った場合でも、個人情報は絶対に教えないことが大切。メッセージやメールの場合には、記載されたURLにアクセスすると、巧妙なフィッシングサイトに誘導され、スマートフォンに不正なアプリがインストールされたり、個人情報を詐取されたりする可能性があるので、URLのクリックや返信はしないように注意する。
市消費生活センターは「今後新たな手口が出てくる可能性があり、新型コロナウイルスに関連した話には十分注意してほしい」と話し、少しでもおかしいと感じたら、警察か同センター(℡073・435・1188)に相談するよう呼び掛けている。