自然や人工の造形写す 名草写友クラブ展
名草写友クラブ(田中和已会長)の第25回写真展が15日まで、和歌山県和歌山市宇須のギャラリー花畑で開かれている。
年に1度の写真展で、講師の花畑重靖さんと会員9人が撮影した39点を展示。月1回の例会で出し合った写真や県展の出品、入選作品も並ぶ。
規則正しく玄武岩が並ぶ兵庫県城崎の玄武洞や、白い波しぶきが黒い崖にぶつかる静岡県の城ヶ崎といった自然がつくる風景、火災で焼失する前の首里城正殿の様子や広い建物の照明が照らす一角を切り撮ったもの、桜が満開の大池遊園を走る電車など、撮影地やモチーフはさまざま。
植物園にある照明の造形を写した北野章次さん(88)は「ことしは新型コロナウイルスの影響で中止も考えたが、せっかく準備してきたので消毒液も設置して開催した。スナップや人工物、自然とジャンルの違う多様な写真を楽しんでもらいたい」と話している。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。問い合わせは同所(℡073・435・3615)。