地元グルメを「持ち帰り」 情報サイト開設
和歌山市内を中心にテイクアウト(持ち帰り)可能な飲食店をまとめたインターネットサイト「Wakayama To go Map」(http://wakayamabuylocal.com/)が立ち上がった。新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受ける飲食店を応援する。
和歌山商工会議所青年部が提言した地元の店舗で買い物し、地域経済の活性化を促す「BUY LOCAL(バイ・ローカル)」を受けて、和歌山県内の若手経営者らが新型コロナウイルスに伴う外出自粛の影響で客足が遠のいている飲食店を支え、地域の経済を動かそうと呼び掛けた。同じ頃にテイクアウトメニューを始めた店舗が増えだし、飲食店の情報交換ができるフェイスブックグループ「和歌山まちなかテイクアウト」を作ると、開設から3日で700人ほどが参加。それぞれの店や常連客などからメニューの情報が集まった。
サイトでは、フェイスブックに投稿された情報をまとめて地図に掲載。地域や料理のジャンルで検索ができ、投稿されている各店のメニューをチェックできる。今後も実施店の情報を募り、内容を充実させていくという。
サイトの立ち上げに関わった同市の有井安仁さんは「おいしいものを好きな時に食べられなくなったことよりも、直接コミュニケーションを取る機会が減ったことをつらく思う人もいる。フェイスブックへの書き込みやサイトを通して、今だからこそできる店とお客さんの対話の形をつくれたらと思う」と話している。