ほのぼの四コマ NYの田中太山さんら配信
和歌山県太地町出身で、現在ニューヨークで活動中の書画家、田中太山(たいさん)さんが新型コロナウイルス感染症の脅威が拡大する中で生きる人々の心に癒やしを届けようと、ニューヨークを拠点にするアーティストと共に四コマ漫画「たなか家の日常」を、動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信している。
「たなか家の日常」はブルックリンに住むグラフィックデザイナーのパパとレストランマネージャーのママ、お兄ちゃんのまー君と妹のちーちゃん、飼いネコのけんさんの「たなか家」の日常を描いた作品。モデルは、田中さんが書道を指導している子どもたちや自分の周りの家族たちだという。
絵を田中さん、音楽を音楽家のTomoさん、声を俳優の大久保全也さんが担当。3人でミーティングをして内容を決め、田中さんが下書き、大久保さんが修正して田中さんが再度清書した後、Tomoさんが音楽、大久保さんが声を吹き込み、編集している。
田中さんによると、ニューヨークでは失業率と犯罪件数が増加。市民はスーパーの入場制限、飲食店は予約してから店の外で商品を受け渡すなどルールを守って生活しているという。
田中さんは「不安をあおるようなニュースがたくさんあると、人々の心は荒んでしまう。みんなが少しでも心を取り戻してくれたらと思いい作った。日本の皆さんも不要な外出を避けて人との距離を2㍍空けるなど、感染予防のルールに取り組んでもらいたい」と話している。
作品は毎週土曜日の午前8時に更新。ユーチューブチャンネル「週刊ぶるっくりん生活」から。