グループホームパプリカ 特集記事
利用者の個性を大切に
グループホーム パプリカ開所
「カラフルで色とりどり。一人ひとりが個性を豊かに表現できるように」。和歌山市広瀬中ノ丁に、障がい者グループホーム パプリカ(島由佳子代表取締役)が開所する。完全個室の全10部屋(うちショートステイ2部屋)と、地域との交流を深めるためのドッグランがあり、元気に明るく過ごせる空間を提供する。
アクセスと建物
グループホームは書店やスーパーなど地区の中心地に位置し、アクセスも良好。閑静な住宅街にあり、落ち着いて生活できるよう工夫が施されている。パプリカのロゴはかわいらしく元気なイメージに仕上げた。
建物は木造2階建てで敷地面積は365平方㍍、延べ面積は200平方㍍。白を基調とした外観と青と赤の扉、パプリカの色のようにきれいでカラフルな色使いは人の心を和らげ、安心感を届ける。
落ち着いた空間
個室はプライベート空間を確保するため1階は女性用、2階は男性用に区分け。2階へは外部の階段を使用する。
1、2階にはともに談話スペース・食堂があり、くつろげる空間となっている。
利用者の健康維持を図るために「トレーニングスペース」を設置。背伸ばしや軽い筋トレ運動など利用者が目的に合わせて使用できる。
個室は1室8・3平方㍍。自宅のように落ち着いた感覚で自分のペースで無理なく過ごすことができるように配慮している。
ここに住みたいを実現
建物の東側には長さ22㍍のドッグランスペースがある。地域の人々との交流を図ることが目的で、近隣住民とのコミュニケーションを大切にし、みんなが楽しくふれあえる居心地の良い空間を演出している。
イタリアン・グレイハウンドの「カラ之介君」(オス、5歳)が利用者や来所者をお出迎え。ドッグランを疾走するカラ之介君とのふれあいも楽しみの一つ。「地域と共に穏やかな生活を。こんな所に住んでみたかった!」と思ってもらえればうれしいとしている。
理念や想い
障がいという言葉をあまり使いたくないという島代表取締役。ご縁あって入居となった方が自分の個性を生かし、できることや、やりたいことを自分で見つけ実現できるようにサポートしていくことが大事だと力を込める。「明るく前向きになれるような関わりができればと思う。自分自身を豊かに発揮することができる環境を目指し、ともに学びながらグループホームも一緒に成長できればいいなと思います」と話している。
スタッフ募集
人が好きで笑顔あふれる方を希望!!応相談。ご連絡をお待ちしております。
介護事業も展開
グループホームの他にも介護事業を展開する。和歌山市杭ノ瀬の住宅型有料老人ホーム「湧れの杜(ながれのもり)・粋の杜(きのもり)」は認知症があっても大丈夫。専門知識を持ったスタッフがよりよい日々と笑顔をみせてもらえるようにサポート。家賃・管理費・水道光熱費・食費他オプション付きで約7万7800円~約15万円。車イスの方でも対応可能なトイレやお風呂、キッチン付きの特別室も配置している。ここでは一部の事業を紹介する。
和歌山市一筋目の「ヘルパーステーションホース」では炊事、洗濯、買い物、トイレ、入浴の介護など、できない部分をお手伝い。いつまでもお家でいきいきとした充実感のある生活を続けられるように毎日の生活を一緒に考える。
「デイサービス花」は認知症対応型の通所介護。ログハウスでの木の温もりの中でその人らしさを大切にする。
新しい介護の創造に日々取り組んでいる。
問い合わせ先は同社(℡073・402・0330)。
彩り豊かな生活を
グループホーム パプリカ 代表取締役 島 由佳子
〝笑って咲く花になる〟この言葉を理念に介護事業を始めたのが15年前。そしてこの4月、新たに障がい者グループホーム「パプリカ」を立ち上げることとなりました。
今までも在宅の訪問や、協議会での研修などに携わってきましたが、さまざまな課題が浮き彫りになってきました。
その一つがグループホームの不足でした。必要ならばやるしかない!?
しかし今までのスキルが役に立つのか、運営は成り立つのか、地域に溶け込めるのか。実は不安だらけの中、手探りながらスタートすることとなりました。
関係事業者や地域の方にも助けてもらいながら、成長できるホームになればと願っています。また地域の方々とのふれ合いの場にもなればと、ドッグランも併設しました。ぜひご利用ください。
ご縁あってここに住む方たちが個性を発揮し、カラフルで、彩り豊かな生活を実現できるよう、サポートしていきたいと思っています。