雇用調整助成金の相談会 きのくに信金が実施
きのくに信用金庫(本店=和歌山県和歌山市本町、田谷節朗理事長)は26日、同所で雇用調整助成金に関する個別テレビ無料相談会を開いた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により業績が悪化した企業が、従業員を休ませた場合に受給できる雇用調整助成金に関して、同庫の取引先からは「申請の際に手続きが複雑」との相談が多く、県よろず支援拠点の協力を得て相談会が実現した。
同庫で使用されているテレビ会議用システムを活用し、和歌山支店と御坊支店で待機する相談側の事業主と本店にいる同拠点チーフコーディネーターで社会保険労務士の鶴田寛之さんが、1社約30分の制限時間の中で質問について答えた。さらに本店に直接来店した相談者にも距離を保ちながら、同じ内容の相談会を実施した。
同拠点の鶴田さんは「今回の相談者はほとんど小規模事業者で、中には申請要件を満たしていない事業所もあった。厚生労働省から出ている支給申請マニュアルに沿って必要な添付書類などを説明しながら理解してもらった」と話していた。
同金庫は「取引先に必要な情報として第一に考えたとき、雇用調整助成金がテーマとして挙がったので初めてのリモート相談会を実施した。今後も役立つ内容で相談に応じていきたい」としている。