近畿地方が梅雨入り 森林公園でアジサイ見頃
気象庁は10日、近畿、中国、東海の各地方が梅雨入りしたとみられると発表した。近畿地方は平年より3日遅く、昨年より17日早い。
大阪管区気象台によると、11日から1週間の近畿地方の天気は、前線や湿った天気の影響で雲が広がりやすく、雨の降る日が多くなる。和歌山県内も15日までは降水確率50%以上の日が続き、最高気温は連日25度以上の夏日の予報で、蒸し暑くなるとみられる。
10日午前の和歌山市内はおおむね曇り。小雨がぱらついたものの、時折晴れ間ものぞき、傘を差す人の姿はほとんど見られなかった。
同市深山の市森林公園ではアジサイが見頃を迎えており、梅雨入りとともに訪れる人が増えそう。
加太観光協会が2007年から市民の協力で植えてきたアジサイは7000株に達し、ことし1月には、市出身のアーティスト、市ふるさと観光大使のHYDE(ハイド)さんも植樹している。
園内にはさまざまな動物や恐竜のオブジェが設置されており、他の名所とはひと味違う風景が楽しめる。