児童養護施設にマスク寄贈 和歌山JCら共同

和歌山青年会議所(和歌山JC)と香港沙田青年商會は12日、和歌山県和歌山市冬野の児童養護施設旭学園に不織布製マスク600枚を贈った。両団体は1992年に姉妹関係を締結。今回の取り組みは世界規模の問題をテーマに、5年に1度啓発活動や奉仕活動などを行う共同事業「Love of The Earth」の一環。

新型コロナウイルスの影響で日本と香港の往来が難しくなったため、今できることを考え、マスクの寄贈を決めた。

松下正典理事長から宮里裕子施設長にマスクが詰まったダンボールが手渡された。松下理事長(39)は「感染の第1波が落ち着き、これからに向けて備えるのが大事。どうなるか分からないが、自分たちの生活や住む街を守るため活動していければ」、宮里施設長(58)は「皆さんの善意に感謝したい。これからも健全な養育のために力をお借りできたら」と話していた。

同事業では直川の児童養護施設こばと学園、つつじが丘の社会福祉法人虎伏学園にもマスクを寄贈する予定。旭学園ではマスクは今後、入所している子どもたちが使用するという。

 

マスクの入ったダンボール箱を手に松下理事長㊧と宮里施設長