「災害発生」誤送信 県の透析患者向けメール

和歌山県は18日、人工透析を受けている患者や家族を対象としたサービス「わかやま透析安心メール」の訓練の際、誤って登録者約2400人全員に、災害が発生したと伝え、安否を確認する内容のメールを送信するミスがあったと発表した。

県医務課によると、安心メールは災害発生時に使用し、登録者に対し、受診している医療機関の診療の可否と、患者の安否を確認するメールを送信するもの。2008年から運用している。

今回のミスは同日午前10時ごろ、県内の医療機関での訓練のために安心メールのシステムを切り替えた際、「案内メールの発出有無」の選択欄で誤って「有り」を選んだため、登録者全員にメールが送信されてしまったという。

約30分後、県に問い合わせがあり、ミスが発覚。登録者全員に誤送信の謝罪と説明のメールを送信し、関係の医療機関に連絡した。

同課の今西宏行課長は「登録者をはじめ多くの方々にご迷惑をおかけしたことを深くお詫びする。誤送信はあってはならないこと。今後このようなことがないよう、十分注意して対応していく」とコメントした。