電子マネー被害防ぐ コンビニ副店長に感謝状
詐欺被害を防止したとして、岩出署はセブン―イレブン岩出吉田店の副店長、山﨑唯史さん(31)に感謝状を贈呈した。
同署によると、5月23日午後1時ごろ、同市の60代の女性がビットキャッシュ(電子マネー)1万円分を購入しようと来店。
女性から「このカードは何に使うのですか」と尋ねられた山﨑さんは不審に思い、購入理由を確認。女性が答えなかったことから詐欺ではないかと判断し同署に通報した。
山﨑さんは現場に駆け付けた警察官と連携し、女性客に購入理由を再度確認。女性はあるインターネットサイトを利用しており、高額報酬(約350万円)を受け取るにはビットキャッシュ1万円分を購入し会員になる必要があると言われ、同店を訪れたという。
和歌山県岩出市高塚の岩出署で行われた贈呈式で、植松勝己署長が山﨑さんに感謝状を手渡し、「詐欺被害を未然に防いでくれたことは大変ありがたい」と感謝。山﨑さんは「詐欺を防げて良かった。これからもお客さまと向き合い、被害をなくせるように積極的に声掛けをしたい」と話した。