ボーガンを有害指定 県が宝塚死傷事件受け
和歌山県は26日、クロスボウ(銃砲型近代洋弓)を同日付で県青少年健全育成条例の有害器具類に指定したと発表した。クロスボウはボーガンと呼ばれることが多く、今月初めに兵庫県宝塚市の住宅でボーガンで撃たれ4人が死傷する事件が発生したことを受けての指定。県青少年・男女共同参画課は「スポーツ競技で普及してきたが、威力があるため使い方によっては危険なものになる」と話している。
条例では、競技など正当な理由がある場合を除き青少年(18歳未満)によるクロスボウの所持を禁止する他、業者には必要書類の確認により客の年齢を確認することを求め、自動販売機などには有害指定品を置かないよう求める。条例に違反した場合は30万円以下の罰金となる。