杉さん、伍代さん和歌浦へ 玉津島神社を参拝
歌手・俳優の杉良太郎さん(75)、伍代夏子さん(58)夫妻が6月29日、和歌の神様を祭る玉津島神社(和歌山県和歌山市和歌浦中、遠北明彦宮司)を参拝した。
夫妻は、厚生労働省の肝炎対策国民運動事業「知って、肝炎プロジェクト」の活動の一環で来県。杉さんはプロジェクトの特別参与、伍代さんは特別大使を務めている。
権禰宜の遠北喜美代さんによると、杉さんは以前、玉津島神社を訪れたことがあり、万葉の時代から愛される景勝地に建ち、和歌の神様を祭る神社として天皇や貴族、歌人たちの崇敬を集めてきたことを知り、「厳かで心落ち着く場所です。妻と一緒にまた訪れたい」と話していたという。
その時の約束を果たし、夫妻で同神社を参拝した杉さんと伍代さんは、神職や訪問を聞きつけたファン、旧知の門博文衆議院議員らの歓迎を受けた。
三十六歌仙の絵額が並ぶ拝殿で、遠北さんが夫妻の厄よけ神事を執り行い、杉さんは「向い風に勝つ」、伍代さんは「所願成就」と絵馬に筆を走らせた。
夫妻はさらに、本殿や境内の根上がり松などを見学。本殿前ではこずえにリスが姿を見せ、伍代さんは望遠レンズを取り付けた一眼レフカメラでその姿を撮影し、「珍しい光景に出合いますね」と笑顔を見せた。
集まったファンから「杉さーん」「夏子さーん」と声を掛けられると、夫妻はにこやかに手を振り、「素晴らしい場所ですね」「ありがとう」などと答え、記念撮影の求めにも気さくに応じていた。