無症状の男性退院 再陽性も国の基準満たし
和歌山県は2日、新型コロナウイルスに感染し入院していた岩出保健所管内在住の20代男性が同日、退院したと発表した。男性は無症状であり、2週間自宅待機の健康観察期間となる。
県によると、男性は6月23日に陽性が判明。退院前に受けたPCR検査では、唾液から採取した検体が陰性だった一方で、鼻から採取した検体はわずかに陽性だったという。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は2日県庁で取材に応じ、「ウイルスは極めて少なくなっている。入院後症状はまったくなく、有症状者として捉えてよいか疑問が出てきた」と説明した。国の基準では、無症状の場合、検体の採取から10日間が経過すると退院できることになっている。