リーヴォ軸に頂点争う 県サッカー選手権

天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会に出場する和歌山県代表を決める第25回県サッカー選手権大会の準決勝が19日、決勝が26日に行われる。12年連続12回目の頂点を目指すアルテリーヴォ和歌山が、今回も優勝争いの軸となる。

県選手権は例年、5月に準決勝、決勝を行ってきたが、ことしは新型コロナウイルス感染症の影響で延期となり、観戦可能か無観客での実施になるかはまだ決まっていない。

準決勝の組み合わせは、第1試合(午前11時~)が紀北蹴球団―和歌山大学、第2試合(午後2時~)が海南FC―アルテリーヴォで、会場はいずれも和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場。決勝は26日午後2時から、同公園補助競技場で行われる。

アルテリーヴォは昨年、県代表として出場した第99回天皇杯で7年ぶりに1回戦を突破。2回戦で97回大会の王者、セレッソ大阪とアウェーで対戦し、延長の末1―3で惜しくも敗れたが、J1クラブを最後まで苦しめる大健闘を見せた。

今回の天皇杯は新型コロナの影響で大会方式を変更。出場チームは昨年の88から52に縮小し、JリーグのクラブはJ2・J3の上位各1チームが準々決勝から、J1の上位2チームが準決勝から出場する。5回戦まではアマチュアチーム同士の対戦となり、例年より上位進出へのチャンスは大きい。アルテリーヴォを中心に、県代表争いが注目される。

 

前回天皇杯2回戦、セレッソ大阪からゴールを奪ったアルテリーヴォ和歌山(2019年7月10日)