成長に大切な爪のケア マック鈴木さん語る
シアトル・マリナーズやカンザスシティ・ロイヤルズで活躍した元メジャーリーガーのマック鈴木さん(45)=鈴木誠=が先日、和歌山県和歌山市を訪れ、多目的野球道場・ライジングスターのトータルアドバイザー井上紘一さん(43)にスポーツ選手だけでなく、子どもたちの健やかな成長に欠かせない「爪切り」の大切さをアドバイスした。市和商高(現市和高)出身で元広島東洋・カープの井上さんとマックさんは気心の知れた友人で、野球に関わり子どもたちの指導者でもある井上さんには、ひと言ひと言が有意義で、爪切りのライセンス取得に向け、勉強もスタート。幅広い視点に立ち、次代の担い手たちをバックアップする。
マック鈴木さんは兵庫県出身。マイナーリーグの1Aでボールボーイや洗濯雑用係を務めながら、投手としてわずかなチャンスで実力を発揮、1996年シアトル・マリナーズでメジャーデビュー。日本人3人目のメジャーリーガーとなった。2000年にはカンザスシティ・ロイヤルズで先発投手として、完封を含む8勝を挙げ、帰国後はオリックスに入団、以後メキシコやドミニカ、台湾でも活躍した。引退後、野球に携わりながら世界各地を巡ったプロの目は、もうすぐ創業100年を迎える㈱マルト長谷川工作所(新潟県)の素晴らしい「爪切り」を見逃さなかった。
ニッパー型の爪切りは、三層になった爪を傷つけず、少しずつ繊細な部分まで切ることができる。一般的な爪切りでは力で切るため爪の表面の薄い層を剥がしてしまい、無理をすればさまざまなトラブルを招いてしまう。
野球、サッカー、バレーボールなどスポーツ選手にとっても爪は大切で、身近な部位だからこそ、より細やかなケアが求められるが、スポーツ選手に限らず、爪の健康は、子どもたちの成長にも欠かせず、マックさんは自身の3人の子どもたちとスキンシップを図りながらの爪切りタイムを、とても大事にしている。
マックさんからの爪切りの勧めは井上さんにとっても貴重な意見で、野球を指導している子どもたちの将来も見据え、早速、爪切りのライセンス取得を目指して猛勉強を開始。ライジングスターから、青少年の成長を支援する新しい取り組みの輪が広がる。