現職の中芝氏が出馬表明 岩出市長選へ意欲
10月18日の任期満了に伴う岩出市長選挙(9月27日告示、10月4日投開票)に、現職の中芝正幸氏(77)=6期目、同市船戸=が立候補する意向を正式に表明した。これまで出馬の意向を明確に示していなかったが、14日の市議会定例会の一般質問で発言した。
吉本勧曜議員が市長の政治理念について質問。多選について中芝氏は「市長はその都度市民から選挙で選ばれている。制限を設ける必要はないと考える」と話した。
市長選挙への出馬を聞かれ、「熱い気持ちにお応えできるよう再度の出馬を決意した。かじ取り役を担い、新型コロナ対策やまちの活性化、安定した市民生活、継承すべき歴史文化を守り、市民一人ひとりが住んでよかったと思えるまちづくりのため、バランスのとれたまちづくりを作るために、初心に戻り、粛々と誠心誠意、市民の幸せのために取り組みたい」と述べた。
中芝氏は旧岩出町出身。桐蔭高校、関西学院大学商学部を卒業後、水間鉄道㈱に入社。1993年に町議会議員、96年に町長に初当選。2006年に市制施行により市長となった。
3日に同市で行われた立候補予定者説明会には、中芝氏と候補者未定の2陣営が出席していた。