新国民民主が結党大会 岸本議員が参加
野党合流により誕生した新「立憲民主党」に参加しなかった旧国民民主党の玉木雄一郎代表ら15人は15日、新たな「国民民主党」を結党した。和歌山県内で旧両党唯一の国会議員、岸本周平衆院議員(64)=和歌山1区=は新国民に参加し、選挙対策委員長、幹事長代理に就任。わかやま新報の取材に「中道保守の提案型、解決型の、何でも反対ではない党を一からつくっていくことにワクワクしている」と今後の政治活動の意欲を語った。
新国民は同日夕、東京都内で結党大会を開き、インターネットで中継を配信。国民からの質問に答える政策トークもあり、岸本議員は財政問題を担当した。
大会終了後、本紙の取材に応じた岸本議員は「信念を通したとはいえ、15人の小さな党なのでリスクは高い。選挙は大変になる」と率直に語った上で、これまでと同様に現実的な提案をしながらの政治活動を続けるとし、「外交、安全保障、経済政策、エネルギー政策などは現実的に、夫婦別姓やLGBTなどの心の問題は自由に。そういう政治を目指す」と話し、理解と支援を求めた。
旧国民県連は8月下旬、合流新党に参加しない方針を決定しており、新国民への参加も岸本議員と同一歩調を取る。県連所属の地方議員は、県議の浦口高典幹事長と和歌山市議の永野裕久、山中敏生両氏の3人。
一方、旧立憲県連の組織は新立憲に引き継がれる。所属議員は、県議の谷口和樹代表と和歌山市議の山本忠相幹事長の2人。