標語入りTシャツで 市高生が交通安全PR
秋の交通安全運動期間の24日、和歌山東署は和歌山市六十谷の市立和歌山高校(栂野作治校長)に交通安全標語の入ったTシャツを贈り、清掃活動を行った。
道路上の標識や電光掲示板だけでなく、人が動く標識となってドライバーや歩行者の目を引き、交通安全への意識を高められるようにと普段から校外周辺でトレーニングなどを行っている同校に相談。女子バレーボール部とテニス部、バトン部の32人が参加した。
生徒は和歌山県警のマスコットキャラクターきしゅう君から「交通マナー 先導するのは大人たち」の標語ときしゅう君、県交通安全協会のマスコットキャラクターちゅういくんが描かれた紺色のTシャツを受け取り、学校の外周を走ってPRするチームと清掃チームに分かれて出発。PRチームは颯爽と学校を出発し、清掃チームは溝に落ちた空き缶や傘を火バサミで拾いながら周辺を往復した。
清掃活動に参加したバトン部2年生の鈴木愛菜さんと大谷あづ実さんは「ごみが意外とたくさんあった。溝へのポイ捨てには気を付けてもらいたいし、この辺には歩行者と自転車レーンが別れている道路があるので、通行の仕方にも気を付けてもらいたいと思う」と話していた。小畑祐志交通課長は「東署管内の交通事故は減少傾向だが、車道を渡る歩行者や飲酒運転などの事故が起きている。生徒の訴えでドライバーや歩行者の心に響けば」と話した。