生涯学習へ一歩 放送大学で入学者の集い
放送大学和歌山学習センター(平田健正所長)の2020年度第2学期「入学者の集い」が27日、和歌山県和歌山市西高松の和歌山大学松下会館で開かれ、10~70代の幅広い世代の学生が生涯学習の新たな一歩を踏み出した。
同センターの2学期合格者は、学部113人(男性44人、女性69人)、大学院7人(男性3人、女性4人)。最年少は19歳、最高齢は77歳で、職業も会社員や教員、看護師など多岐にわたっている。
式典では、平田所長が入学者を祝福。和歌山学習センターの環境や、評価の高い学外授業の特徴などを紹介し、「皆さんの学びに合った支援をしていく」と述べ、センターの機能や職員の活用を呼び掛けた。
卒業生の代表は、放送大学での体験を発表。年齢を重ねてから学び始めるには大変な面も多いこと、学んだことがボランティア活動や子育てなど人生に生きていること、新しいことを知る喜びなどを率直に語った。
教員やセンター職員の紹介、オリエンテーションなどに続き、学生が過疎や子育て支援などの現場に行き、地域課題に取り組んでいる「リーダー塾」、卒業生が講師を務め、10年以上続いている俳句会などのサークル活動の紹介もあり、新入生はこれからの学生生活を思い描きながら、熱心に話を聞いていた。