風で転倒の女性骨折 台風14号県内被害
強い台風14号は10日午前に県内に最接近し、和歌山県串本町潮岬で最大瞬間風速30・1㍍(10日午前6時9分)を記録。同町では強風にあおられて転倒した50代女性が左足を骨折する重傷を負った。
県によると、1時間の最大雨量は、太地町太地で25㍉などで、10日午前11時までの累積では、那智勝浦町で355㍉、新宮市滝本で342㍉に達した。
田辺市で一時約130軒、串本町で約90軒が停電した。
道路関係では、落石の恐れなどがあるとして田辺市上秋津の田辺龍神線、串本町田原の国道42号の2カ所が全面通行止めとなった。
JRきのくに線は10日、大雨のため白浜―新宮間で運休や遅れが発生。南海フェリーは終日欠航となった。