和歌山市の6人陽性 県内感染累計249人

和歌山県は9日、和歌山市内在住の未就学児から50代までの6人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。感染者数の累計は249人で、1人が退院し、入院中の患者は8人となった。

県福祉保健部の野㞍孝子技監らが記者会見した。

新規感染者6人のうち2人は、8日に感染が発表された80代無職女性の別居家族で、50代無職女性と20代男子大学生。濃厚接触者としての検査で陽性と判明し、いずれも症状は安定している。

50代女性は80代女性が普段、医療機関を受診する際などに同行し、4日には男子大学生を含めて食事を共にしていた。男子大学生は大阪府内に通学しており、友人らの検査を府に依頼している。

新規感染の他の4人は同居家族で、40代女性会社員と、その子どもの男子中学生、男子小学生、認定こども園に通う女児。女性は3日から全身倦怠感や鼻水などの症状があり、8日に検査で陽性と分かり、子ども3人は濃厚接触者として検査した。女性と男子中学生の症状は安定し、男子小学生と女児は無症状。

40代女性は男子中学生や友人らと9月26、27日に三重県に行き、宿泊や飲食を共にした。

3人の子どもが通っている学校・園は、少なくとも11日まで一部休校や休園の措置をとり、クラスメートや同じ部活動の生徒、教員らの検査を進める。

6人の新規感染を発表する野㞍技監㊧

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