地域の活性、産業振興へ 和市と信金が協定

地域の活性化と産業の振興を図ろうと、城南やきのくになど全国33の信用金庫が実行委員を務める「よい仕事おこしフェア実行委委員会」は9日、和歌山県和歌山市と包括連携協定を締結した。実行委員会が11月5、6日に主催する「よい仕事おこしフェア(東京)」に市も市内産品のPRのため出展する予定。

市役所で行われた締結式で、尾花正啓市長、実行委員会の事務局を務める城南信用金庫(東京都)の川本恭治理事長、実行委員のきのくに信用金庫の田谷節朗理事長が署名した。

同フェアへの参加の他、全国の信用金庫のネットワークを活用し、市のPRなどをする「よい仕事おこしネットワーク」で地域の活性化や産業振興を図る。

尾花市長は「和歌山市はいいところがたくさんあるが、PR不足なところもあるので、フェアを積極的に活用していきたい」、川本理事長は「ネットワークを活用して市を盛り上げたい。私も本籍地は和歌山市。全力で傾注していきたい」、田谷理事長は「県内では初の締結。連携を機に、絆を一層強くして和歌山市の活性化、産業の振興につなげられるように活動していきたい」と話した。

また実行委員会は同日、㈱和歌山放送とも連携協定を締結し、ネットワークを使った活力ある地元企業の発信や災害時での支援などを行っていく。

協定書を手にする(左から)川本理事長、尾花市長、田谷理事長

協定書を手にする(左から)川本理事長、尾花市長、田谷理事長