海ニャン海南市公式キャラに PRに期待

和歌山県海南市の有志でつくったマスコットキャラクター「海(かい)ニャン」が18日、同市初の公式PRキャラクターに就任した。

市内には、お菓子の神様の田道間守(たぢまもり)を祭る橘本神社(下津町)があり、同地区は日本で初めてミカンの原種である橘が植えられ、ミカン発祥の地とされることから、「ミカンとお菓子の街」をPR。市民の有志がアイデアを出し合い、2017年に海ニャンのデザインを公募し、クラウドファンディングで着ぐるみを製作。イベントなどに
登場し人気を集めてきた。
就任式は同市日方の海南ノビノスであり、海ニャンが登場すると、集まった市民からは「かわいい」などと歓声が上がった。

神出政巳市長が「海南市の愛されるキャラクターになり、PRを頑張ってほしい」と委嘱状を手渡した。

海ニャンのキャラクター化に携わってきた同市観光協会お菓子部会の野田智也部長は「公式キャラへの就任は、お菓子部メンバーの頑張りがかない、お嫁に出すような気分です」と笑顔。「日本全国に周知され愛されるキャラクターになってほしい」と話した。

式典後には、参加した市民と共に「お~か~し~」の掛け声で、海ニャンの就任を祝った。

 

県のキャラ「きいちゃん」と共に海ニャンの就任を祝う市民