紀の川てくてく体操 和歌山弁で動画配信

和歌山県紀の川市のご当地体操「紀の川歩(てくてく)体操」の和歌山弁バージョンの動画がこのほど完成した。市のホームページやフェイスブックで見ることができる。

てくてく体操は、同市のシニアを中心に人気の体操。同市高齢介護課に勤務する貴志川リハビリテーション病院の理学療法士が、高齢者の転倒防止やバランスの維持などを図ろうと考案した。

新型コロナウイルスの感染拡大以前は市内各地で毎週開催され、参加者から「膝の痛みが軽くなった」など好評。コロナ禍でも自宅でできる「おうちでてくてく体操」の動画配信も行ってきた。

和歌山弁バージョンは6月ごろから制作を開始。同課の職員や理学療法士が図書館などに通って調べ、市民になじみ深い和歌山弁になるように工夫した。

動画は約2分25秒。「かだら(体)に無理しやん程度で」「ほだら足踏みしてよ」「おおきに吸うたら気持ちええわして」「しっかりやろらよ」など、こてこての和歌山弁で楽しく体操できる。

同課に勤務する同院所属の大井裕幸さんは「生活不活発であるフレイルを予防するために、また地元の人が楽しく明るく取り組めるように作ったのでぜひ見て実践してほしい」と話した。

詳しくは同課(℡0736・77・2511)。

親しみやすい和歌山弁バージョンの動画を撮影(紀の川市提供)

親しみやすい和歌山弁バージョンの動画を撮影(紀の川市提供)