ボーナス10年ぶり減へ 和市職員の給与勧告
和歌山市人事委員会(水野八朗委員長)は2日、市職員と民間の給与較差を解消するため、10年ぶりに市職員の期末・勤勉手当(ボーナス)を0・05カ月分引き下げるよう、尾花正啓市長と井上直樹市議会議長に勧告した。月例給は7年ぶりに据え置いた。
人事委の報告によると、民間(事業所規模50人以上)との給与比較で、ボーナスは市職員の年間支給月数4・50カ月分に対し、民間は4・44カ月分であり、市職員を4・45カ月分に引き下げるよう求めている。月例給は平均で市職員が民間を112円上回っているが、較差がわずかだとして改定の勧告はなかった。
勧告通りに改定をした場合、一般行政職の平均年間給与額は約1万8000円減となり、市の歳出は約5000万円の削減が見込まれる。