子ども支援で米寄贈 和歌山キワニスクラブ
未来を担う子どもたちのために活動する奉仕団体、和歌山キワニスクラブ(和歌山県和歌山市湊通丁北、大岩徳成会長)は12日、新型コロナ対策支援事業として同市楠見中の「NPO法人子どもの生活支援ネットワーク こ・はうす」(谷口知美理事長)に米200㌔を贈呈した。
この日、同所を訪れた大岩会長が谷口理事長に目録を手渡し、米200㌔のうち50㌔が贈られた。残りの米は必要に応じて供給する。
一昨年、支援を必要とする子どもを対象に子ども食堂の運営など社会貢献活動に従事している「こ・はうす」に同クラブがキワニス賞を贈ったことが支援のきっかけとなり、ことし7月に1回目の新型コロナ対策支援事業として170㌔の米を寄贈した。今回は同事業の2回目。
「こ・はうす」事務局長の馬場潔子さんは「7月に頂いた米を約50世帯に配分して手渡したが、その後もコロナが収束しない状態が続き、生活に困っている相談が多くあった」と利用者の現状を伝えた上で、「行政や学校などの協力を得るとともに、米などの食材支援を通して生活に関する制度を紹介し、各機関につなぐ役割を継続していきたい」と今後の取り組みについて話した。
大岩会長は「コロナに負けず、おいしいご飯をしっかりと食べて元気に大きく成長してもらいたい」と、これからも支援していく考えを示した。