長年の功績たたえて 県ナース章14人を表彰

和歌山県内の医療機関などで顕著な業績を上げた人をたたえる県ナース章の本年度表彰式が24日、和歌山市の県庁正庁であり、保健師、助産師、看護師、准看護師の計14人が受章。仁坂吉伸知事から受章者代表に表彰状が手渡された。県ナース章は1970年に創設。受章者は本年度分を含め計515人に上る。

仁坂知事は式辞で「多くの人に勇気と希望を与えてこられた。ご功績に深く敬意を表する」と述べ、「少子高齢化が進行する中、皆さまへの期待はますます高まるばかり。今後とも多様なニーズに応えられる質の高い看護を率先して提供していただきたい」と期待を寄せた。

受章者を代表し、看護師で済生会和歌山病院に勤務する澤田康幸さんが仁坂知事から表彰状を受け取りあいさつ。「受章はこの上ない喜びで身にあまる光栄。上司、同僚などのご尽力とご支援のたまもの」と感謝した上で、新型コロナウイルス感染症にふれ「多くの医療機関が患者さんの対応に尽力してきた。まだまだ予断を許さない状況だが、看護職が連携し手を取り合っていきたい。さらに努力を重ねてまいります」と誓った。

他の受章者は次の皆さん。

【保健師】中谷秀美(紀の川市役所)▽石井美保(岩出保健所)▽竜田登代美(県難病・子ども保健相談支援センター)

【助産師】武藤啓子(むとう助産院) 【看護師】素川美雪(和歌山赤十字看護専門学校)▽村上きみよ(紀南病院)▽徳田一美(国保野上厚生総合病院)▽坂本美弥(新宮市立医療センター)▽泉希世美(スミヤ在宅ケアセンター)▽粷谷博子(県立医大付属病院紀北分院)▽梅田かおり(南和歌山医療センター)▽谷村八重(ケアサポートさくら訪問看護ステーション)

【准看護師】櫻井弘美(阪中外科)

仁坂知事㊨から表彰状を受け取る澤田さん

仁坂知事㊨から表彰状を受け取る澤田さん