県も一部制限区域に 五條の鳥インフル受け
奈良県五條市で高病原性鳥インフルエンザが発生したことを受け、隣接する和歌山県は6日、卵やニワトリなどの家禽(かきん)の搬出が禁止される制限区域の設定や消毒ポイントの設置などの対応を決めた。
県畜産課によると、搬出制限区域(発生農場から半径3~10㌔以内)の対象となる県内の農場は6戸(飼育数約13・6万羽)。消毒ポイントは橋本市の伊都振興局と国道371号柱本の2カ所に設け、搬出制限区域に出入りする対象車両の消毒を行う。
また、ニワトリなど100羽以上を飼育する県内全ての農場61戸を対象に立ち入り検査を実施し、異常鶏の有無、早期通報や野生動物の侵入防止、消毒の徹底などを指導する。