野上八幡宮に絵馬 海南大成校舎生徒が奉納

海南高校大成校舎(和歌山県紀美野町動木)の美術部員7人と書道部員2人は22日、野上八幡宮(同町小畑、薮洋平宮司)に、来年の干支(えと)の丑(うし)にちなんだ特大絵馬を奉納した。

奉納はことしで23年目。来年は明るい年になるよう願いを込めて制作した。美術部員は災いと邪気を払うとされる破魔矢をくわえて力強く突き進む牛の姿を描き、書道部員が「開運招福」の文字を手掛けた。

生徒たちは同宮内で11月下旬から制作に取り掛かり、約1カ月かけて完成させた。縦180㌢、横270㌢の絵馬が掲げられると、境内は華やいだ空気に包まれた。

3年生で美術部部長の西●地美月さんは「牛の躍動感を出すために影をつけて立体的に描いた」とし、副部長の赤西那央さんは「牛を引き立たせるため、背景の色合いを決めるのに大変だった」と話した。また、書道部でともに2年生の濱田一穂さんと山本陽菜さんは「一発勝負なので緊張したが、とてもいい絵馬になって良かった」と笑顔だった。

特大絵馬を囲み、海南高大成校舎の美術部員と書道部員

特大絵馬を囲み、海南高大成校舎の美術部員と書道部員