がん検診を促進 岩出市と第一生命が協定
和歌山県岩出市と第一生命保険㈱和歌山支社は24日、がん検診の受診率向上を図る「がん対策推進企業等連携協定」を結んだ。 がん対策を積極的に行う同社が市民に市の「個別検(健)診について」のリーフレットを配布して、がんへの理解と個別検診の受診を促進する。
同市西野の市役所で行われた締結式には中芝市長と同支社岩出営業オフィスの福馬吉瞭オフィス長、荒木友之営業推進統括部長、同支社の板野吉宏和歌山ブロック担当兼和歌山北営業オフィス営業部長が出席。福馬オフィス長が中芝市長と協定書を交わした。
中芝市長は「がん対策へのご協力をよろしくお願いします」とあいさつ。福馬オフィス長は「一人でも多くの市民にがんや検診などについての情報をお届けし、がんで亡くなられる人や罹患(りかん)される人が少しでも減るような取り組みができれば」と話した。
同支社は2019年7月に県の「わかやま健康推進事業所」に認定。がんの正しい知識の普及とがん検診の受診促進などに向けた取り組みを行っている。
厚生労働省の調査によると、県では2018年に3319人ががんで亡くなっており、がんで亡くなる人口当たりの数は全国38位という。