新たに16人感染 成人式前後会食に注意喚起

和歌山県は8日、県内で新たに男女16人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。全員が症状安定。県内の累計感染者は733人となった。4人が退院し、8日午後1時時点で118人が入院している。

居住地別の感染者数は、和歌山市10人、海南保健所管内2人、岩出保健所管内1人、橋本保健所管内3人。

和歌山市の感染者は、60代無職男性、10代アルバイト男性、20代会社員男性5人、20代無職女性、20代アルバイト女性、60代会社員男性。海南保健所管内の感染者は、40代地方公務員男性、70代無職女性。40代男性は同保健所管内の消防署に勤務する消防士。家族の感染がすでに発表されている。職場関係での濃厚接触者はいないという。岩出保健所管内の感染者は、30代会社員男性。橋本保健所管内の感染者は、20代アルバイト男性、未就学の男児、20代男子大学生。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は8日県庁で記者会見し、「新規の感染者が大変多い。何かしらの飲食や県外の人との接触が(感染の原因と)考えられる。医療や介護関係の施設に感染が広がると大変なことになる」と危機感を示した。成人式については「式自体は感染予防対策をしっかりやればいけると思うが、式の前後に友だち同士で集まり飲食やカラオケをしたりすることは控えていただきたい」と呼び掛けた。

 

県内の感染拡大に危機感を示す野㞍技監