水中観察へペンギン舎を改修 お城の動物園

和歌山県和歌山市の和歌山城公園動物園で、ペンギン舎の改修工事が行われている。プールの一部を窓のようにし、ペンギンが水中で行動する姿を見られるようにするためで、工事が終わる3月2日まで、園内の一部は閉鎖され、一部の動物は移動している。

生きた動物の身体的特徴だけを見せる「形態展示」から、生態や能力も見ることができる「行動展示」へと切り替えることを目的とする、同園では初めての改修となる。

ペンギン舎は園内の童話園にあり、フンボルトペンギン7羽を飼育している。改修工事に伴い、ペンギン舎の周辺と、隣接する西側出入り口を閉鎖し、童話園への入退場は北側出入り口からのみとなっている。

改修中、フンボルトペンギンはビーバー舎に移動し、アメリカビーバーはツキノワグマのベニー園長(現在冬眠中)が暮らすクマ舎の一角で展示している。

ペンギン舎の向かいに位置するウサギ舎内のウサギは、工事の騒音などの影響を考慮してバックヤードに隔離し、改修中は展示しない。他の動物は従来通りの展示だが、動物の体調に配慮し、変更する場合がある。

 

改修工事のため一部閉鎖されている童話園