切磋琢磨し活躍を 県展7部門の入賞者表彰
和歌山県が主催する県内最大の公募美術展、第74回県美術展覧会「県展」の表彰式が16日、県立近代美術館(和歌山市吹上)で行われ、各部門の入賞者に下宏副知事から表彰状が手渡された。
洋画、日本画、書、写真、工芸、彫塑、華道の7部門で、応募313点の中から入賞・入選182点が選ばれた。
表彰式のあいさつで下副知事は「10~90代と幅広い世代の方々から応募をいただいたと聞く。今後も世代を超えて切磋琢磨(せっさたくま)しながらさらなる活躍を」と祈念した。
華道の部で最優秀賞に選ばれた和歌山市の楠石佳代さん(59)は「長年諦めずに出品してきたことが今回の受賞につながったので、本当にありがたい。今後は、より多くの方に知っていただき、どんどん出品してもらえれば」と笑顔で話した。
写真の部で「龍炎」を出品し、最優秀賞に輝いた海南市の宮下健太郎さん(71)は「今後もいい写真が撮れるよう、子ども時代に誰もが抱いていたような好奇心と一期一会のシャッターチャンスを大切にしていきたい」と話していた。