新たに10人感染 県立医大の視能訓練士も
和歌山県は26日、県内で新たに10~60代の男女10人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。県内の累計感染者は1011人となった。20人が退院し、26日午後1時時点で122人が入院している。
保健所管内別の感染者は、和歌山市8人、海南1人、大阪府1人。
和歌山市の感染者は、60代無職男性2人、50代自営業男性2人、40代会社員男性、10代会社員男性、50代介護事業所職員女性2人。職員や利用者の感染が判明しクラスター(感染者集団)に認定されている「シルバーハイム新在家」の関係では、新たに入所者の60代男性の感染が判明。3度の検査で陰性となっていたが25日から発熱。26日に救急搬送され、陽性が判明した。症状は安定している。同施設関係の感染者は14人目となった。50代介護事業所職員の2人は訪問ヘルパー。他のスタッフや利用者を検査する。
海南保健所管内の感染者は、40代女性。視能訓練士で県立医科大学付属病院の眼科などに勤務している。同科は27日から2月1日まで外来を休止する。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は26日に県庁で記者会見し、「医療従事者、介護関係の方、体調不良のときは勤務しないことをぜひ守っていただきたい」と呼び掛けた。