地域ビジネスを創出 和歌山YEGが商談会

若き企業家が集い、地域の未来に向けてビジネスを創出する商談会「第2回YEG EXPO」が27日、和歌山県和歌山市手平の和歌山ビッグ愛大ホールで開かれ、約100人が来場した。

和歌山商工会議所青年部(和歌山YEG、和歌山市西汀丁、島垣利光会長)が主催し、今回は2019年9月に続き2回目。自動車販売業やITサービス業、士業など今回は前回よりも5社多い30事業所が出展した。

県内の若手経営者たちが異業種との接点から生まれるコラボレーションやビジネスチャンスの機会をつくり、企業同士が連携し新たなサービスの可能性を広げ、雇用促進を図ろうと開催。会場内では各ブースともに活発な商談が行われていた。

来場した㈱岩本商店の岩本紘幸社長は「6ブースほど訪問した。調剤薬局を経営しているので、いろいろな方法やアドバイスを聞くことができて収穫があった」と話した。

出展ブースでは、県の地元食材を使った人気居酒屋から業態を変更し、新たな飲食業を運営する村畑圭悟代表が「昼は自家製粉した十割そばを販売する『十割蕎麦やまみち』、夜は旬の食材を使ったコース料理を提供する『~紀州蔵 粋sui~』に店名を改めて2業態1店舗で営業しているので、商談など利用シーンに合わせて店を活用してもらえるよう提案している」と来場者にPRしていた。

同商談会を運営するビジネス委員会の下西陽一委員長は「いま企業が困っていることは売り上げと人材の確保。商談会を通じて良好なビジネスマッチングの場にしてもらえれば」としていた。

また、3月31日まで、YEGホームページ内特設ページで出展企業の紹介や採用の動画が見ることができる(http://wakayama-yeg.com/expo2)。

企業ブースで活発な商談が行われた

企業ブースで活発な商談が行われた