接種希望8割超 コロナワクチン和市調査

新型コロナウイルスのワクチン接種について、81・9%の人が「受けたい」と考えていることが、和歌山市のアンケート調査で分かった。重症化のリスクが高く、接種が優先される65歳以上の高齢者は、その他の年代よりも接種に積極的な傾向がみられた。

市は、市政のインターネットモニター登録者(20~97歳、826人)を対象に今月4~11日に調査を行い、625人(75・7%)から回答を得た。

ワクチン接種を「すぐに受けたい」と答えた人は、65歳未満が14・8%に対し、65歳以上は36・5%、「様子を見て受けたい」は65歳未満が65・6%、65歳以上は52・9%で、高齢者は約9割が接種を望んでいる。一方、「接種を希望しない」人は65歳未満が11・9%で、65歳以上は4・8%にとどまった。

接種を受けるかどうかの判断基準(複数回答)は、「ワクチンの副反応」が最も多く、65歳未満が83・5%、65歳以上は76・9%。次いで「ワクチンの効果」が65歳未満で65・5%、65歳以上で75・0%だった。

「受けたい」と答えた人に接種場所について聞くと、「かかりつけ医がいる医療機関」を望む人が65歳未満で58・0%、65歳以上では77・4%を占める結果となった。

市は調査結果を考慮し、かかりつけ医など身近な医療機関で接種を受けられるよう調整している。

市内の感染状況は1月20日をピークに減少傾向が続いており、市は2月14日現在、4段階のうち2番目に低いステージ2に該当すると判断している。