コロナ禍で活躍の36人3団体 県スポーツ賞

和歌山県は、第59回県スポーツ賞の受賞者を発表した。県のスポーツ振興に貢献し、功労が著しいと認められる人に贈られる「スポーツ功労賞」に、和歌山陸上競技協会専務理事の山本宜史さん(72)が選ばれたのをはじめ、全国規模の大会で成績優秀だった選手ら4区分で36人、3団体が受賞。17日、表彰式が和歌山市のホテルアバローム紀の国で行われた。

山本さんは1971年から和歌山市立中学校の教諭として長年にわたり陸上競技部を指導。91年には「和歌山陸上クラブ」を創設し、全国大会で活躍する選手を数多く育成してきた。同協会では審判部長、副理事長を歴任し、2018年から専務理事を務め、県内をはじめ陸上競技の普及、発展に貢献している。

表彰式では、仁坂吉伸知事が受賞者の代表に賞状を授与。新型コロナウイルス禍のスポーツ界への影響にふれ、「大変な中、困難と闘いながら頑張っていただいた」と受賞者をたたえ、今後の一層の活躍を期待した。

受賞者を代表して山本さんがあいさつし、「受賞の感謝の気持ちを忘れず、今後もスポーツを通して県民に勇気と感動を与えることが使命だと思い、頑張っていく」と述べた。

その他の受賞者は次の皆さん。かっこ内は競技、所属。

【スポーツ顕賞・個人】栗原萌衣(カヌー、武庫川女子大2年)▽阪本直也(同、神島高教諭)▽竹中利明(クレー射撃、県立自然博物館)▽花田秀虎(相撲、日本体育大1年)▽田原直哉(スキー、㈱ガイアスジャパン)▽生馬知季(パラ陸上、GROP SINCERITE WORLD―AC)▽阪部創(レスリング、自衛隊体育学校)▽吉田隆起(同)

【スポーツ賞・団体】日鉄物流ブレイザーズ(卓球)▽県チーム(ボウリング)▽和歌山北高レスリング部(レスリング)

【同・個人】辻もも香(ウエートリフティング、紀北工業高2年)▽寺田雄誠(同、岩出第二中1年)▽畑上晃汰(同、打田中3年)▽岡本澪(同、金沢学院大4年)▽小林実央(カヌー、武庫川女子大1年)▽阪口季穂(クレー射撃、日本体育大4年)▽吉川美穂(自転車、ライブガーデンBici Stelle/JIK)▽赤松佑香(セーリング、和歌山工業高2年)▽山本怜奈(同)▽上田うらら(トランポリン、初芝橋本高2年)▽吉田守一(ハンドボール、筑波大2年/タルヌフ)▽安里紗希(ボウリング、レンタルハウス㈱)▽川崎未来(同、岡山商科大3年)▽木下絵蓮(ライフル射撃、岩出第二中3年)▽漁野理子(陸上、早稲田大4年)▽野村蒼(駅伝、積水化学)▽桑添喬偉(陸上、西脇中3年)▽須佐見容平(同、吉備中3年)▽坂本実南(同、貴志中3年)▽前西咲良(同、紀之川中3年)▽山路太心(レスリング、和歌山北高2年)▽岡本景虎(同、専修大2年)▽内田貴斗(同)▽堀江耐志(レスリング、自衛隊第32普通科連隊第五中隊)▽三輪優翔(同、日本体育大4年)

【スポーツ奨励賞・個人】渡辺敦紀(陸上、岩出第二中1年)▽松實陸斗(レスリング、神倉小6年)

 

仁坂知事㊧から表彰を受ける山本さん