若者の献血率アップを 学生推進協がキャンペ
10~20代の献血率向上を目指し、和歌山県内の大学生らでつくる県学生献血推進協議会は7日、和歌山市松江向鵜ノ島のメッサオークワガーデンパーク和歌山店で、献血への協力を呼び掛けるキャンペーンを行った。
全国学生献血推進実行委員会近畿ブロックが中心となり、近畿2府4県で同日実施した統一キャンペーンの一環。
血液は長期間の保存が難しいため、全国で毎日約1万3000人、県内では約140人の献血が必要とされるが、特に10~20代の献血率は減少傾向にあることに加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、献血バスによる学校での献血活動などが難しい状況が続いている。
キャンペーンには近畿大学生物理工学部、和歌山信愛女子短期大学、東京医療保健大学和歌山看護学部の学生4人が参加。献血推進キャラクター「けんけつちゃん」のプラカードや「献血」と書かれたボードなどを手に、買い物客らに「献血にご協力をお願いします」などと訴えた。
会場には、学生が手作りし、各府県の献血者数をリアルタイムに表示するボードも掲示された。
近大生物理工学部2回生で同協議会会長の清田涼介さん(20)は「同じ世代の学生にもっと献血をしてもらうきかけをつくりたい」と話していた。