公立高校入試始まる 合格発表は19日午前10時

和歌山県内公立高校の2021年度入学試験が11日、全日制31校4分校67学科、定時制9校12学科で一斉に始まり、この日は学力検査を実施。午前に国語、社会、数学、午後から理科と英語の試験が行われた。

和歌山市吹上の県立桐蔭高校(出願倍率1・10倍)では、7教室に分かれた受験生219人が、受験票と筆記用具を準備し、注意事項のアナウンスに耳を傾けながら問題と解答用紙の配布を待った。

同校の木皮享(すすむ)校長によると、休憩や昼食時の密を避けるため、ことしは検査場の隣に控え室を用意。トイレ前にはソーシャルディスタンスを促す目印を付けたり、検査場の出入り口にアルコール消毒液を設置したり、新型コロナウイルスの感染症対策を徹底したという。

学力検査に続いて、12日には面接・実技検査があり、合格発表は19日午前10時。試験を受けられなかった生徒を対象とした再試験と追募集の試験は26日に行われる。

 

試験開始を待つ受験生ら