伸び伸び自由な発想で 県文でアートのわ展
子どもも大人も、障害のある人もない人も、隔たりなくアートで一つの「わ(輪)」でつながる作品展「アートのわ展」が15日まで、和歌山県和歌山市小松原通の県民文化会館大展示室で開かれている。
アトリエぽち、楽しい書道教室、Doi絵画教室が合同で開催。14回目の展示となる今回は「みらい*わかやま」をテーマに、子どもたち約170人の絵画や工作などの作品600点以上がずらりと並び、油絵やクレパス画、水性ペンの特性を生かしたにじみ絵など、色とりどりで明るい空間が広がる。
同絵画教室の帰りに訪れたという同市の白井広子さんは「子どもの作品は気持ちのまま伸び伸びと描かれていて元気になれる」と話し、同絵画教室に通う同市の植田修司君(8)は「絵を描くのが好きで、上手になっていくのがうれしい」と笑顔で話した。
作品の中には、「未来のわかやまは新宮や高野山などへロケットで行けるのでは」という想像から、カラフルな手作りロケットが並び、実際にラップの芯を入れて飛ばせるあそびのコーナーもある。
同絵画教室主宰の土井久幸さん(44)は「自由な発想を尊重する気風で子どもたちの楽しんだ結果を、子どもから大人まで皆さんで面白く見ていただければ」と話している。
午前10時から午後5時(最終日は3時)まで。
問い合わせは事務局の岩崎さん(℡073・460・5521)。