地域の公園を明るく 芦原小6年が花植え
和歌山市雄松町の市立芦原小学校の6年生15人は16日、校区内の市営三沢団地にある通称「ロケット公園」の花壇に花の苗を植えた。
授業の一環で、昨年6月から地域をより良くするために実現できそうなことをクラスで話し合い、同公園を明るい雰囲気にしようと花を植えることを決めた。
学校と保護者、地元自治会の協力で空き缶を集めて得た収益と、保護者からの寄付で苗を購入。地元の生花店のアドバイスを受け、同クラスで決めた。
植えたのは、毎年開花するローズマリーと大西秀樹校長が種から育てたビオラ、ストックの計71本。市の協力で公園の一部を花壇に改良し、児童らはシャベルとスコップを手に、交代しながら作業を行った。
岡本優太君(12)は「土が硬くて花を植えるのが大変だった。頑張って空き缶を集めたので、子どもたちが来て幸せな公園にしたい」、湯川夏葉さん(12)は「植え替える苗がやわらかくて扱うのが難しかった。よく遊びに来る公園なので、いろんな人が来てにぎやかな公園になってほしい」と笑顔だった。
担任の横町紀之教諭(32)は「子どもたちが頑張って活動したことを形に残すことができて良かった。自分たちで決めたことに対し、課題を見つけ解決、実現していく経験を生かして成長してほしい」と話していた。
花壇は今後、卒業する6年生と有志で募った在校生が管理していく。